6年ぶりの再会

2003年5月19日
16日の続き

久しぶりに会った。どういう顔をしたら良いのかが分からなかった。
そう思っていなくても、顔はそうだったらしい。

「久々に会うと、どういう顔をしたらいいのか分からなくなるみたいね。加茂の顔そんなんだったよ」
としばらく話した後に言われた。

だけれど、そんなに違和感なく話が出来たのがとても良かった。前にも触れたが、彼には色々不幸があったらしく、そんな所から6年の歳月を感じてしまった。

 「恵まれているってなんだろう」
 彼はそう言っていた。両親はいないけれど、自分は恵まれていると思うと言う。そして、まだ両親に甘えているという。存在としての親と物質的な親とは違うようだ。

 自分は恵まれている。強くそう思わされた。
しかし、この恵まれたとも言える環境が、自分にとっては当たり前。

自戒せよ!昇り来る朝日にそう誓った。

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